好き、なんだよ。

時刻が10時を回り、そろそろ帰る時間になってきていた。


アネキはおばさんたちと洗いものをしている。


オレは宴会場のごみを片付け、テーブルを畳み始めた。


というのも、普段着に着替えた朽木がめちゃくちゃハイスピードで片付け始めたからそれに負けないようにという謎の心意気が理由だった。


お互い付かず離れずの距離で作業を進めていたのだが、いよいよ合流の時がやって来た。



「ゴミ、随分出たな。オレ持っていくから、くれ」



「ゴミ捨て場知らないでしょ?」



うわ。


そうだ。


知らなかったんだ、オレ。


なんていう痛恨のミス。



「教えるよ。着いてきて」



仕方がない。


オレは朽木の後を着いていった。