好き、なんだよ。

浴衣を着て髪を上げていつもと違う雰囲気だった。


オレの胸がとくんと鳴る。


こんなのでドキドキしている場合じゃない。


オレには夏音がいるんだ。


目を覚ませ。


しかし、オレの体は熱いままだった。


冷めない熱を恨めしく思っていると、やつがオレの方に向かって歩いてきた。


やべ。


バレる。


なんでこんなところにいるんだと聞かれたらまずい。


早く帰ろう。


そう思い、走り出そうとしたのだが。