好き、なんだよ。

――ザザーッ。


引き戸が開いた。


オレはその瞬間天井を見上げた。


ちくしょー。


また聞けずじまいだった。


このままじゃ埒が明かない。


どうすればいいんだ?


一体どうしたらあいつからあの日の真相を聞くことが出来るんだ?


テストが終わっても、まだこの謎は残っている。


あの日朽木奈和は、


なぜ、


栄木夏音の、


私物を......


盗んだのか。