「じゃあ、また誘うよ。楽しみにしてて」


「うん。じゃあ、気をつけて。また明日」


「また明日」



手を振れば振り返してくれる。


私が笑えば笑ってくれる。


いつも優しくて穏やかな樋口くん。


私の心に火を灯してくれた。


私はこの気持ちを少しずつ


少しずつ育みたい。


そして、君と始めたい。


新たな恋を。