好き、なんだよ。

夏音の優しさは万物対象だから、オレのことが好きだという確証はなかった。


数秒の沈黙の後、夏音は立ち上がり、オレの右手を包んだ。



「いいよ。今日からわたしがれおくんのカノジョね」



夏音はそう言って微笑んだ。


オレだけの向日葵が咲いた瞬間だった。