好き、なんだよ。

生ぬるい何かが頬を伝った。


雨なのか涙なのか分からない。


ただなんとなく目頭が熱い。


だけど、体の芯は冷えている。


ずっと歩いてたから気づかなかったけど、結構寒かったんだね。


なんか震えてきてしまった。


上を見上げれば雨。


下を見れば泥。


私の心みたいだな。


......。


ねぇ、玲音くん。


私、


どうすれば、


どうしたら、


キミに許してもらえるかな?


助けに来たのに、


眠くなっちゃったよ。


バカだな。


バカだな。


大バカだな。


こんなところで寝てる場合じゃないのに。


探さなきゃ...。


諦めちゃダメだ。


手と足に力を込める。


しかし、雨に打たれ、午前中で体力を使い果たして立つことが出来ない。


足首にびりっと鈍い電流が走る。


拳を地面に叩きつける。


ヌメっとした土に触れる。


ああ。


ああ...。


ごめんね。


ごめん。


だけど...。