好き、なんだよ。

「は...はい」



傘を広げ、先生に見られると厄介だから、お土産屋さんは見ず、駐車場へと向かっていく。


美豊学園高等部様の文字が見えてくる。


傘に雨粒がボタボタと当たり、それと共に思い出の蓋がカタカタと音を立てる。


胸がバクバクしてきて私は立ち止まる。


手から汗が吹き出る。


帰って来なかったらどうしよう。


死んじゃったらどうしよう。


もう会えなくなったらどうしよう。


ポケットに戻したハンカチを握りしめる。