好き、なんだよ。

「2組の朽木さんよね?」


「あっ、はい。こんにちは」


「香西くんと同じ班?」


「いえ。彼がどうかしたんですか?」



嫌な予感がしていた。


さっきあんなことがあったから、余計に。



「香西くんがいないのよ。どこを探してもいないから、時間になっても戻って来なかったら谷口先生だけ残ってハイキングコースを探すことになったの。ごめんね、時間取らせて。あと少しで出発だからバスに戻ってね」