読めないあなたに小説を。






カレー作りも無事に終わった。


私たちのグループは恵弥くんの頑張りのおかげで
とても美味しいカレーが出来上がった。


他のグループの子が食べに来るほど、
カレーは絶賛だった。


まあ、ほぼ恵弥くんが作ったといっても
過言ではないけれど。




その後はレクリエーションの時間だった。


レクはクラス毎に行うらしく、1つの部屋にみんなが集まった。
何をするのかな、と思っていると、
先生が白い紙を持ってきた。


「今からいくつかアンケートを取る。
 それに答えるだけでいい。
 クラスの人気者を集めて表にする作業をする。
 

 みんなの仲を深めるものだから、真剣に書けよ。
 クラスの仲間をよく観察すること。
 間違っても仲いい同士で書いたりするなよ」


また面倒なことを考えつく。
こういうのって苦手。


中学校の卒業文集にもそのコーナーがあったけれど、
私が選ばれることはなかったし、
選ばれた一部の人しか盛り上がらない最悪な企画だ。


そんなもの、誰が真剣に書くの?


仲いい人同士で票を集めるだけなんだから、
やっても意味がないのに。