健ちゃんはそのまま立ち上がってどこかへ行ってしまった。
私も、こうなるってこと、どこかで勘付いていたかもしれない。
リリカは本当の私を見てくれていた気がした。
噂や、周りの陰口に惑わされずに、私の目を見て話を聞いてくれた。
親友ってこういうことなんだって思った。
だけど、波にのまれて駄々をこねてる子供みたいな私を、手を差し伸べて助けてくれるほど、優しい人はいない。
また、これでお別れなのかな。
相手から一方的になじられて、私が罪を認めたらオッケーみたいな。
いいんだ。それで。リリカが、いいのなら。

