「やっぱりリリカ、あのラブレター違うの?」
卒業式のあと、受験がまだ終わっていなかったリリカは秒で家に帰ったため、その場では聞けなかったけど、優弥のことが好きな女子といえばリリカなんだよねぇ。
「だから私じゃないって。どうせあいつらみたいな子でしょ。ならほっとくのみよ」
「そうかなぁ」
「そうよ」
リリカはまた小さくため息をつく。
何回も聞いてるけど、リリカは自分じゃないの一点張り。
当時、2人とも進路は決定してなかっとはいえ、同じ高校に通う予定なものだからあんな最終手段なことはしないってことなのかな。
と思ってもリリカ説は捨てきれなくて。
「ねぇ、リリカはラブレターとか関係なしに優弥に告白とかしないの?」
もうすでに両想いだと思うんだけどなぁ。
だって毎朝一緒に登校してるんだよ?
優弥が入ってるバスケ部のマネージャーもやってるんだよ?
この前なんか2人で学校近くのカフェに行ったらしいし?
もうこの際告っちゃえ!!
と、思うんだけど……
「しないに決まってるでしょ!?」
「いやぁ、そろそろその恋心、優弥も気づいちゃってるんじゃなーい?」

