『それに 蓮さん、が死んじゃうよ!』


『あの方は大丈夫ですよ。』



(え―――!そんなぁ!)





『とにかく。皇様、マスターを止められるのは花梨様だけで御座います。』







『でも、どうやって?』



『それは あなた様がご存知のはずです。』



ケルベロスは赤い瞳で意味ありげにじっ、とあたしの目を見た。