私の彼は魔王様

『食えない奴だ。花梨を兄上の所に連れていく。案内しろ。』


『かしこまりました。蓮様。』


『なんだ。』


『見直しました。』


『煩い。兄上の為じゃない。花梨の為だ。』


蓮はそう言ってほんの少し笑った。