相手は高校生で、
こんな時間まで拘束してるなんて…大人はしちゃいけないのに。
でも今は……いなくならないでほしいって思ってる。
「……うん、隣にいて…」
「……っ…。
…大丈夫かな…俺…」
真矢くんが何かを呟いた後、フイッと顔を背けた。
「……それより、早く着替えた方がいいんじゃない?」
「あ…うん。
ついでにシャワーも浴びてくる」
真矢くんの前でスーツを脱ぐのは、別に裸になるわけじゃないけど、なんだか緊張するから。
着替えのパジャマを持って、スーツを着たまま浴室へ向かった。
「……ある意味、めっちゃ不安だわ…」
「ん?
真矢くん、何か言った?」
「……なんでもない」