大人になんて、ならないで。




手を離して、真矢くんが4人に囲まれてるから



私は少し後ろで、ポツンとたたずむだけ。




「真矢ー
あたしら今からファミレス行くんだけど、
真矢も行く?」



「行かねー」



「そりゃ行かねーわなー!
真矢のお姉さんの料理うめぇもん!」




あはは、と笑う声が辺りに響く。



完全に置いてかれてる私は、一体どうすれば…。



ボーッと真矢くんを見ていたら



男の子の一人がチラ、と私を見た。




「あ!」




そしてこっちに向かって走ってきた。




「もしかして、
この間真矢と一緒にいた人?」



「……はい?」




この間?



一緒にいた、って、なんのこと…??