大人になんて、ならないで。




……うん、まぁ…いつかは呼びたいと思ってたし…



そんなことでも、めぐちゃんの不安が少しは解消できるなら…普通に呼ぶけど。








家に着いて、まだ俺の背中で眠ったままのめぐちゃんを連れて俺の部屋に向かう。



付き合い始めてから、もうこれも恒例のこと。いつもは起きてるけど。



俺のベッドにめぐちゃんを下ろすと、酔って真っ赤になってる顔が見える。



……いつもほろ酔いだけど、まじで、飲み過ぎ。



苦しそうにう〜ん…と首をひねって、うっすらと目を開けた。




「真矢くん…」



「…起きた?」



「暑い……」



「…うわっ!」




めぐちゃんに腕を引っ張られて、俺もベッドに横たわる。



すると俺の上に、めぐちゃんが跨ってきた。