2週間前から、ずっとこうだ。
誰とも話したくなくて、成也や健斗は気を遣ってくれるけど…
コイツはズケズケと足を踏み入れてくる。
……すげぇイライラする。
「アタシ、妬けちゃうなぁ。
真矢がモテすぎて」
「うっせーな。
どっか行けよ」
お前のそんなくだらない話に付き合ってる余裕はねーんだよ。
ミカを無視してスタスタと歩く。
「……あんなおばさんにまでモテちゃってさぁ。
ミカが真矢を助けてあげるよ」
ミカが後ろで何か言ってたことに、俺は気づかなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…