「いつか結婚するのかなって、頭の片隅ではずっと思ってたんです。
でも最近、何度も思うことがあります。
子どもの頃にした口約束なんて、彼にとっては子どもの戯言だったのかなって。
高校生の彼が、学生として生活している姿を見ると…どうしようもなく、不安になりました」
友達といるところ…
女の子といるところ…
置いていかれたあの日。痛いくらい感じた。
真矢くんの人生に、私なんて必要ないんじゃないかって。
「遊びたい時期なんだろうなぁ…。
歳上も相手にしてやろうって、一番身近にいた私が、ちょうどよかったんですかね…」
話している間に、じわりと瞳に涙がうかぶ。
自分で言ってるのに、本当は遊びなんて信じたくなくて。
ぐいっと涙を拭うと、
部長が私の手を掴んだ。



