不良の彼女になりました。


「次の駅?」


「そうだよ」


それだけ聞いてまた前を向いた聖也くん。


後1分で着く最寄りまで、すごく長く感じる。



「〜〜駅、〜〜駅です」


やっと駅に着いた。



「……じゃあね!」


「送ってく」


「えっ、いいよ!家近いし!」


「いいから」