君の背中を追いかけて


今日もいつも通りに学校に登校し、
愛里紗と会話をしながら朝のホームルームを
待つ。
 まだ彼と同じクラスになったのが信じられ
なくて頭の片隅に驚きがあったまま1日がスタート。


「そういえば拓哉くんのお兄さんって1年前
 D.Bに5位指名されて野球選手になったっけな」


そう思い出した私はお兄さんがまだM高校に
いた時の事を思い出した。
 お兄さんは高校生時代の時は投手として活躍
していた。 
誰もが甲子園を目指して練習に励んでいた。
 当時の夏大会はあと少しと言う所で負けて
しまったりと悔しい結果だったらしく、
甲子園までに手は届かなかったと聞いた。
でも、どんな結果であってもお兄さんは努力
を決して辞めたりしなかったから今になって
るんだと知った。

そこで心の中で独り言を言った。


「あぁ拓哉くんもそうなるのかな…。」 


そんな独り言を言っているうちに
朝のホームルームが始まった。
 いつも通りに先生のお話しを聞き
授業の準備の休憩の時に彼の友人の
大成と彼が


「俺らの代こそ絶対甲子園いきてぇーな!!。」

「ああ!!甲子園行って俺も兄ちゃんみたい
 に指名されて野球選手になりたい。
 めちゃくちゃ行きたいな。」


そんな会話を交わしているのを
盗み聞きしてまっていた。
 そこで私は…


「ありえない!!ありえない!!
 誠実で真面目に夢を追うような
 彼をこんな不器用でなんの取り柄も
 ない私が好きになっちゃいけない。」
  


と思っていたが、もう遅かった。


その時からすでに私の恋は
始まっていたから…



お兄さんの背中を追いながら
お兄さんが叶えられなかった、あの
   『甲子園』
という夢を俺が叶えるんだ。
 そんな決意がその会話から感じられた。


ただひたすら
がむしゃらに夢を追おうとしている
彼がかっこよく見えて…

        恋をした。



「とにかくこの気持ち隠さなきゃ!!。」
「あぁもうダメだ…///」
「美穂たちにバレたら大変だ…。」
「どうしよう。」



とにかく自分の気持ちがバレるのが
怖くて心の中で暴走をし始めた。
 だか、表情に出てしまっていた
ようで横から美穂たちが…


「ねぇ、やっぱりたくさんの事
 好きなんでしょ?w w w。」


「え!?、そんな事ないって!!
 私が好きなるわけないでしょ!!。」


としつこく聞かれる程になった。
 そして、とうとう隠しきれなくなるぐらい
頭の中が彼でいっぱいになっていた。
 そこで思わず正直に答えてしまった。



「ねぇ、やっぱりたくさんの事
好きなんでしょ?w w w
もう隠さないで言ってよ!。」


「うん…好きなんだ。。」


答えた途端、びっくりされて
大成までに広まってしまっていた。
 大成が、


「おまえ!拓哉くんの事が好きなのか!!
 いいんじゃないかな俺は。」


と言ってきた。
 何かと応援されていることに私は
気づき少し嬉しかったが不安があった。
 裏で何をされるかわからなかったからだ…
 でも、美穂たちが相談相手になって
くれて…作戦が始まった。