◇
火照る頬をバシバシと2発叩いてから、ホテルの部屋のドアに手をかける。
「ただいまぁ」
って部屋に戻ったら誰もいないの!
「え、みんなどこ!?」
押し入れにもいない、トイレにもいない。
こんなことって……ひどすぎる……。
半泣きでテーブルに目を移すと、”505号室にいるから恋々も来てね”と置手紙があった。
「なんだ……よかったぁ」
505っていうとクラスの男子の部屋だ。
あとで行こ。
まずは、朱里くんと電話。
さっきの不在着信はやっぱり朱里くんからで、名前をタップした。
まだ起きてるかな。なにしてるかな。
はやく声が聞きたい。
1コール、2コール鳴るごとにどんどんドキドキが激しくなっていく……。
火照る頬をバシバシと2発叩いてから、ホテルの部屋のドアに手をかける。
「ただいまぁ」
って部屋に戻ったら誰もいないの!
「え、みんなどこ!?」
押し入れにもいない、トイレにもいない。
こんなことって……ひどすぎる……。
半泣きでテーブルに目を移すと、”505号室にいるから恋々も来てね”と置手紙があった。
「なんだ……よかったぁ」
505っていうとクラスの男子の部屋だ。
あとで行こ。
まずは、朱里くんと電話。
さっきの不在着信はやっぱり朱里くんからで、名前をタップした。
まだ起きてるかな。なにしてるかな。
はやく声が聞きたい。
1コール、2コール鳴るごとにどんどんドキドキが激しくなっていく……。



