◇
修学旅行も二日目の夜になった。
それは夕食後、班のみんなでおしゃべりしながら部屋に戻る途中のことだった。
「あの……棚池恋々さん」
後ろから聞こえた男子の声に振りかえる。
そこに立っていたのは、一日目に絆創膏をあげた例の男子で。
「はい……?」
「話があるんだけどちょっといいかな?」
ヒナとモモちゃんとのんちゃんの「ひゃぁー」っという声がフロアに響いた。
修学旅行も二日目の夜になった。
それは夕食後、班のみんなでおしゃべりしながら部屋に戻る途中のことだった。
「あの……棚池恋々さん」
後ろから聞こえた男子の声に振りかえる。
そこに立っていたのは、一日目に絆創膏をあげた例の男子で。
「はい……?」
「話があるんだけどちょっといいかな?」
ヒナとモモちゃんとのんちゃんの「ひゃぁー」っという声がフロアに響いた。



