【完】君に惚れた僕の負け。


リビングに入ると快適な温度。


でも熱い。


あー、心臓が痛い。





そして近所の商業施設にたどり着いた。


水着の売り場からあふれる陽気なオーラがフロアを包んでいる気さえする。


……正直入りたくない。

こんなの罰ゲームを超えてる。



「あ、売り場みつけたー」



でも声を弾ませてるやつが隣にいるから。しぶしぶ入った。


案の定、客は女ばっかりだけど、たまにカップルもいて救われる。


肩身せっま。