「えー?一緒にって……」



なんだよその不服そうな声?



「文句あんの?」



「文句っていうか、勉強会を年下とやっても意味ないもん」



……この女。泣かせてやろうか。



「……座って」




選択の余地を与えない眼力にひれ伏した恋々がローテーブルの向かいに座った。



「恋々、手ぇ止まってる」



「だって……。二年生になるとね、難しいんだよ……。こうならないように朱里くんは1年のうちに基礎を頑張ってね」



はいはい、きました先輩風。



3日早く生まれてんじゃねーよ。