ないため、制服に着替え急いで学校に向かった。
着いた時間はかなりギリギリでもう皆座っており、急いで来た俺を見て周りの席の人が笑ってるのが分かった。正直、女子に一切…とまでは言わないが、ほとんど興味の無かった俺にとってはあまり気にはならなかった。しかし、斜め後ろの優等生で学校のマドンナ的存在の櫻澤美麗が笑っている事に対しては少し驚いた。 そんなことを考えている間に離任式は終わり、帰宅していた。決して友達がいない訳では無いが、今日は1人で帰宅の途についていた。
帰宅後、特にやることもなかったので、洗濯等の家事をこなし、その後は適当にゴロゴロしていた。顧問が離任したため、着任式・始業式までは部活がない。一応新中学3年生という事で、家庭学習等も怠らずに行っていたが、春休みは毎年充実させることが出来ない。と考えていると案の定、一切楽しい事もなく始業式を迎えてしまった。
中学3年生になった今でも未だに何故必要なのか