「今日はご馳走様でした(*'▽')
お家まで送ってくれてありがとうございました
少し酔っぱらってしまって、迷惑をかけてしまったかもしれないんですけどー(..)
すごく楽しかったです!!お店もとっても素敵でしたね
今度はぜひ、私のおすすめのお店でご馳走させてください!!
本当に楽しかった!
おやすみなさい」



すっかり、忘れていた。
いまさっきの出来事が衝撃的すぎて。


結果的に、山岡さんとのデートは大成功。だったのだと思う。



お店は予想以上にお洒落だったし
店員さんのおすすめしてくれたワインも山岡さんは美味しいと大喜びしていたし
少し値の張ったフレンチは、見た目も綺麗で、山岡さんは終始にこにこしていた。



距離も近づいた。


お互いの名前で呼び合う事も決まったし
彼女は俺を晴人くんと呼んで、俺は美麗ちゃんと呼ぶことになった。…実際呼べるのかは分からないけど。


色々な話をした。


俺の想像通り山岡さんは女の子らしくて
仕草もひとつひとつが可愛らしくて
女性らしい人が好きな俺にとって理想通りの人。


琴子と俺ほどの身長差があれば、笑ってしまうほど並ぶとデコボコしているけど
華奢だけど160センチちょっとある山岡さんはヒールの靴を履いていて
エレベーターの中の鏡で並んだところを見ると、自分言うのもなんだけど…中々お似合いに見えた…気がする。