春学恋愛部

教室。

「ちょっ……何でこんなとこ……」
戻ろうとする柚果を無視して、海斗は教室の端まで行くと、柚果を壁に押し付けた。

「痛っ……ちょっと、海斗……んっ……」
抵抗しようとしても柚果の手首は海斗に掴まれ、無理矢理唇が重ねられる。

深いキス。
柚果は抵抗する気も失せて、キスに応えた……。

海斗が唇を離して苛立った声を出した。
「お前、あんな競技に出て、俺の前で他の男に抱っこされるつもりだったのか……?」
あ、怒ってる……?
でも、くじ引きだし、競技だし……。言いたい事が言えず柚果が黙っていると、スッと体操服の中に手が入って肌を撫でた。

「やっ…だめだよっ…海斗」
抵抗するが、海斗はやめない。

「痩せんなって言ったのに、また痩せただろ?仮装ではあんな服着て、ここが丸見えだっただろ…?」
体操服を捲りあげられ、胸元にキスされた。

「んっ……だめっ……」

「俺以外の男に見せんな」

「痛っ」
水音を立てて強く吸われ、柚果の胸元には赤い跡がついた。