コース前に集合すると、鈴花と拓馬が話しているのが見えた。
「あ、海原先輩も出るんですか~?もしかして、柚果ちゃんと一緒に出たくて?」
拓馬が相変わらず核心をついてくる。
わ、海斗照れちゃうんじゃないかな、柚果は思ったけれど、海斗は全く動揺を見せなかった。
「くじ引きで負けたんだよ。誰が好き好んでこんなレース出るかよ」
「それより、拓馬くんも出るんだね」
柚果が慌てて話を逸らすと、拓馬が女子を虜にする可愛い笑顔で答えた。
「僕は立候補だよ。だって、学校でコスプレなんて、楽しそうだもん」
拓馬くんなら、何着ても女子に騒がれそうだ、と柚果は思う。
「あ、海原先輩も出るんですか~?もしかして、柚果ちゃんと一緒に出たくて?」
拓馬が相変わらず核心をついてくる。
わ、海斗照れちゃうんじゃないかな、柚果は思ったけれど、海斗は全く動揺を見せなかった。
「くじ引きで負けたんだよ。誰が好き好んでこんなレース出るかよ」
「それより、拓馬くんも出るんだね」
柚果が慌てて話を逸らすと、拓馬が女子を虜にする可愛い笑顔で答えた。
「僕は立候補だよ。だって、学校でコスプレなんて、楽しそうだもん」
拓馬くんなら、何着ても女子に騒がれそうだ、と柚果は思う。

