春学恋愛部

「今日は子どもたち、いませんね」

「あいつら塾だろ」

「先輩、子どもたちといるとすごく楽しそう。兄弟とか、いるんですか?」

「……関係ないだろ」

海斗の声が低く、怒気を含んだものになる。何かまずいこと聞いちゃったのかな、と柚果は話題を変えようとする。

「えっと、そのストラップ、どうしたんですか?私先輩のストラップを見て……」

彼女の声を遮り、海斗は強い口調になった。

「……うるせぇよ。何でそんなに俺のこと知りたがる?」