続・闇色のシンデレラ

「心配しなくても、わたしは『荒瀬壱華』だから」



そんな俺に気づいて、優しい潤んだ瞳を向けてくる。



「名前だけでも、あなたのものですって証拠になるでしょ?」



その顔で、その仕草で、そのいたずらな笑みで首をかしげる。


たとえ他の女が狙っても響かないその行動も壱華がすれば格別で。




「俺が手出さないと思って煽りやがって……」

「……え?いや、そんなつもりじゃ……」



それゆえ、本能の狼が目覚める。


しまったと焦る壱華を逃がすかと唇に吸い付き、腰を抜かすまでキスをしてやった。