「志勇……」
そう、わたしにはこの人さえそばにいてくれるなら誰を敵に回したっていいの。
「志勇、それでいいでしょう?」
「ああ、壱華が望むなら。ただしお前を殺させはしないがな」
「……ありがとう」
了承をもらい、最後にひとつ問いかけた。
「あなた、名前は?」
少年はこちらを呆然と見つめ、唇のみを動かした。
「……凛太郎。神木凛太郎……」
りんたろう、と心にとどめ、そして救済の手を差し伸べた。
「凛太郎、あなたの居場所はわたしが保証してあげる。
だけど、それからどう進むかはあなた次第よ」
志勇がわたしを絶望の淵から救ってくれたように、わたしも彼を独りぼっちの暗闇から救えるようにと。
そう、わたしにはこの人さえそばにいてくれるなら誰を敵に回したっていいの。
「志勇、それでいいでしょう?」
「ああ、壱華が望むなら。ただしお前を殺させはしないがな」
「……ありがとう」
了承をもらい、最後にひとつ問いかけた。
「あなた、名前は?」
少年はこちらを呆然と見つめ、唇のみを動かした。
「……凛太郎。神木凛太郎……」
りんたろう、と心にとどめ、そして救済の手を差し伸べた。
「凛太郎、あなたの居場所はわたしが保証してあげる。
だけど、それからどう進むかはあなた次第よ」
志勇がわたしを絶望の淵から救ってくれたように、わたしも彼を独りぼっちの暗闇から救えるようにと。



