続・闇色のシンデレラ

バンッ



追い打ちをかけるようにもう一度響く悪夢を呼び寄せる音。


そして事務所のガラスが割れる音。


傷跡を消したはずの左腕がうずく。


精神が限界に達していた。




「落ち着け、車の中は安全だ」




ところが志勇はその声にならない叫びを察して食い止める。


強く抱きしめられ錯乱状態に落ちかけたわたしに声をかけてくれた。


だけど震えが止まらない。





どうしていつもそうなんだろう。


幸せの絶頂に悪夢は手を伸ばしてくる。


もう何も傷つけられたくないのに……!