続・闇色のシンデレラ

それからずっと帰りの道中はそんな感じで。


わたしは赤くなった頬を冷やそうと少し窓を開けて走行していた。


いつも通り本部事務所のビルにたどり着き、駐車場に停めようと車はスピードを落とす。







……恐怖とはいつもそうだ。


そんな何気ない日常から忍び寄る。










───バンッ





突然の出来事だった。


窓の隙間から車内に流れ込んできた、鼓膜を強く震わせて聴きとった破裂するような音。


忌み嫌うあの音が白昼の青空を突き抜け、まぶたの裏に流れた赤い残像が浮かび上がる。





銃声が、鳴り響いた。