続・闇色のシンデレラ

かといって確執するほどの不仲ではなかった。


どちらかといえば仲のいい兄弟。


一緒にバカ騒ぎして司水に叱られたこともあれば、しょっちゅう喧嘩して母さんを困らせた。






そんな俺達兄弟と行動を共にしていたおてんば娘が潮崎組の涼。


親父同士が親しいからよく本家に遊びに来ては泥だらけになって遊んだ。


そんな涼は初めて身内以外で「俺」を見てくれた人間でもあった。


俺は自然体接することのできる涼をいつしか好きになっていた。幸い、兄貴も涼もお互いに興味がないらしかく恋仲に発展する様子はまるでなかった。


嬉しかった。やっと俺だけの存在が現れたと思った。


だから人一倍大切にした。


一途に涼だけを想って、何度も好きだと伝えて、中学に上がる頃には自然と付き合っていた。


別れることなく中学を卒業し、俺は高校へ、涼は美容師になるため専門学校へ進んだ。


その頃には交際期間は3年を数え、周りから密かに、あいつらはいずれ結婚するんじゃないかって噂されていた。


ところがそんな矢先のことだ。