「え……?」

「は……?」



衝撃の発言にわたしたち夫婦は開いた口が塞がらない。

それって、つまり……?



「ごめん涼、遅くなった!」

「あれ、早かったじゃん颯馬。子どもたちと遊ぼうと思ってたから大丈夫よ」



そこにバタバタと慌ただしく現れたのは颯馬。

わたしがシーツを干し終わって刹那を抱き上げると、彼は笑って涼と並んだ。



「実は俺たち、結婚しようと思ってて」



って、え……結婚!?交際してるっていう報告じゃなくていきなり結婚!?



「ちょ、ちょっと待っていつから付き合ってたの!?わたし全然知らなかったんだけど」

「ふふっ、びっくりさせようと思って秘密にしてたんだ」



驚きすぎて子どもたちの前で大きな声を出してしまった。

視線を下に向けるとびっくり仰天のわたしを刹那がぽかんと見つめている。



「はあ……うるせえのとうるせえのがくっついたか」

「3ヶ月後に挙式上げるから来てね!あと、壱華にあたしの親友からってことでスピーチしてもらいたいんだけどいいかな?」

「それと絆にリングボーイお願いしたいんだけど」

「そんな大役……わたしたちでいいの!?」

「……ママー、りんぐぼーいってなに?」

「おいおい勝手に話進めんな」



涼と颯馬の言葉にテンションが上がってはしゃいでいたら志勇に待ったをかけられた。