「こりゃひどいな……」
結局手が空いてる組員がいなくてひとりでやってきた現場。
繁華街近くに事務所を構えていた組がやられたようだ。
4階建てのビルの壁はハンマーのような物で叩かれたのかヒビが入り、1階の窓ガラスは半分以上割られている。
「まだサツは来てない……でも時間の問題だな。それまでにいろいろ把握しておかないと」
「おいガキ、何見てやがる。見世物じゃねえんだぞ」
ブツブツ言いながら現場を見て回っていると、玄関の扉が開いて頭の薄いおっさんが出てきた。
どうやら組員らしい。
「俺は網谷の使いです。現場検証に来ました」
「はぁ?嘘つけ。お前みたいなガキが同業者なわけねえだろ。オラ、出てけ出てけ」
予想はしてたけど門前払いを食らった。
やっぱり無理言ってでも網谷の誰か連れて行っておけばよかったなと思ったその時、そのおっさんの後ろから誰かだ出てきた。
「凛太郎?」
「え?……剛のアニキ!」
なんとひょっこり顔を出したのは剛のアニキ。
まさかこんな所で会えるとは思わず声を荒らげてしまった。
「剛さん、このガキをお知りで?」
当然目を白黒させて、俺とアニキを交互に見るおっさん。
「こう見えて網谷の幹部候補だ。しかも本家のお墨付き、若のお気に入りだ」
するとアニキは俺に近づきながら紹介してくれた。
それを聞いたおっさんはあからさまに驚いた。
「し、失礼しました」どもりながら頭を下げられ、見た目って大事だなとちょっと微妙な気持ちになった。
結局手が空いてる組員がいなくてひとりでやってきた現場。
繁華街近くに事務所を構えていた組がやられたようだ。
4階建てのビルの壁はハンマーのような物で叩かれたのかヒビが入り、1階の窓ガラスは半分以上割られている。
「まだサツは来てない……でも時間の問題だな。それまでにいろいろ把握しておかないと」
「おいガキ、何見てやがる。見世物じゃねえんだぞ」
ブツブツ言いながら現場を見て回っていると、玄関の扉が開いて頭の薄いおっさんが出てきた。
どうやら組員らしい。
「俺は網谷の使いです。現場検証に来ました」
「はぁ?嘘つけ。お前みたいなガキが同業者なわけねえだろ。オラ、出てけ出てけ」
予想はしてたけど門前払いを食らった。
やっぱり無理言ってでも網谷の誰か連れて行っておけばよかったなと思ったその時、そのおっさんの後ろから誰かだ出てきた。
「凛太郎?」
「え?……剛のアニキ!」
なんとひょっこり顔を出したのは剛のアニキ。
まさかこんな所で会えるとは思わず声を荒らげてしまった。
「剛さん、このガキをお知りで?」
当然目を白黒させて、俺とアニキを交互に見るおっさん。
「こう見えて網谷の幹部候補だ。しかも本家のお墨付き、若のお気に入りだ」
するとアニキは俺に近づきながら紹介してくれた。
それを聞いたおっさんはあからさまに驚いた。
「し、失礼しました」どもりながら頭を下げられ、見た目って大事だなとちょっと微妙な気持ちになった。



