春の陽気を感じられる翌日の午後。
「壱華、おれも日なたぼっこいっしょにするー!」
「憂雅くん……うん、おいで」
縁側でゆったりとしていたら、司水さんの息子、今年で5歳になる憂雅くんがとてとて歩いてきて隣に座った。
「きょうはおねつないの?だいじょーぶ?」
「ありがとう。今日は大丈夫そうだよ」
「じゃあ、あそぼう!おっかけっこしよ!」
「んー、ごめんね、それは出来ないかな。
走ったりしたらお腹の赤ちゃんがびっくりしちゃうでしょ?」
遊びたいと立ち上がった憂雅くんだけど、お腹をさすってみせると大人しく着席。
「ふーん、あかちゃんここにいるの?」
「そうよ、まだちっちゃいけど確かにここにいるよ」
「へー……」
今日はなんだか時間が過ぎるのがゆっくり感じる。つわりがないせいかな。
午前中の内に病院に行って点滴を打ってもらったから、だいぶ体調が回復した。
それに心配していたほど胎児に影響がなくてひと安心。
「ねえねえ」
「何?」
「あかちゃんってどうやってできるの?」
ところが憂雅くんが、定番の大人を困らせるセリフを言ってきたものだから冷や汗がにじみ出た。
「ねー、おしえて壱華。あかちゃんってどーやっておなかに入ってきたの?」
「え?えっと……」
なんて言えば納得してくれるのか考えている最中。
「……憂雅、あまり彼女を困らせないでください」
足音と共に救世主の声が発せられた。
「壱華、おれも日なたぼっこいっしょにするー!」
「憂雅くん……うん、おいで」
縁側でゆったりとしていたら、司水さんの息子、今年で5歳になる憂雅くんがとてとて歩いてきて隣に座った。
「きょうはおねつないの?だいじょーぶ?」
「ありがとう。今日は大丈夫そうだよ」
「じゃあ、あそぼう!おっかけっこしよ!」
「んー、ごめんね、それは出来ないかな。
走ったりしたらお腹の赤ちゃんがびっくりしちゃうでしょ?」
遊びたいと立ち上がった憂雅くんだけど、お腹をさすってみせると大人しく着席。
「ふーん、あかちゃんここにいるの?」
「そうよ、まだちっちゃいけど確かにここにいるよ」
「へー……」
今日はなんだか時間が過ぎるのがゆっくり感じる。つわりがないせいかな。
午前中の内に病院に行って点滴を打ってもらったから、だいぶ体調が回復した。
それに心配していたほど胎児に影響がなくてひと安心。
「ねえねえ」
「何?」
「あかちゃんってどうやってできるの?」
ところが憂雅くんが、定番の大人を困らせるセリフを言ってきたものだから冷や汗がにじみ出た。
「ねー、おしえて壱華。あかちゃんってどーやっておなかに入ってきたの?」
「え?えっと……」
なんて言えば納得してくれるのか考えている最中。
「……憂雅、あまり彼女を困らせないでください」
足音と共に救世主の声が発せられた。



