続・闇色のシンデレラ

「なんだよこれ……」

「青春……」



ぼそっ、呟いたのは呆気に取られていた志勇と凛。

志勇は眩しいものでも見るかのように目を細めている。

彼女達の純粋な輝きは志勇には眩しいらしい。

そんな志勇の表情に「ぷっ」と吹き出してしまった。



「若!俺は……」

「あー、わかった、わかったよ。めんどくせえな。勝手にしろ」



キラキラとした表情で見つめてきた剛さんに、目を細めて対応する志勇。

怒る気も失せた、という感じだった。



「女、お前も責任は自分で取れよ。お前の身の回りまでは保証できねえ。
……壱華、帰るぞ」



それだけ言うと志勇はぷいっと踵を返した。

私はその後について行く。



「あ、ありがとうございます!」



背後から聞こえるのは潤ちゃんと剛さんの声。

志勇が承諾したことに驚きの声を上げている。



「えぇー!?なにこれなにこれ!痺れるぅー!おめでとう2人とも!」



涼はなんとなく古い言い回しで彼らを祝福。

よかった。剛さんが立場に囚われず、人と向き合うことができる人で。

そんなほのぼのした気持ちで帰路についた。