続・闇色のシンデレラ

「お前か……」

「え、颯馬さん、確か会場で倒れて……大丈夫なんですか?」



部屋の中のふたりは非常に驚いている。

え?あれ、颯馬さんここに来るって事前に言ってなかったのかな。

……てか、倒れたってどういうことだ?この通り颯馬さんピンピンしてるけど。

そう考えながら、颯馬さんに押し出されるように部屋に入った。

その時だ。



「颯馬!本家から抜け出して何してんすか!?」



ダッダッダッと廊下から大きな足音が聞こえてきたと思うと、閉じたばかりの勢いよく扉が開かれ、鬼の形相の剛のアニキがあらわれた。

普段身内には怒ることのない本気の怒りに、若も壱華さんもぽかんとした顔をしている。

彼らをよそに、アニキは鼻息荒く颯馬さんの前に立った。



「心配したっすよ、本家で療養してたと思ったらいないんすから。
あの時、スタンガンで感電した拍子に倒れたろ!?
頭を打ったかもしれねえし、ちゃんと病院行って異常がないか検査してくだせえ!」

「いやん、そんな怒らないでよ剛」

「あんたのこと思って言ってんだよこっちは!挙句の果てに凛太郎連れて勝手に本家抜け出すしあんたって人は……」



颯馬さんの肩を掴んで揺さぶるアニキ。

……てか、スタンガンで感電って?

危険な目に遭ったの壱華さんだけじゃなかったのか?