続・闇色のシンデレラ

お母さんが倒れた後、たくさんの足音が近づいてくるのを感じた。

志勇はそれに気がつくと、出入り口を鋭い眼差しで睨んでいた。



「……」

「これは……」



10人はいるだろうか、現れたのは見知らぬ顔と知った顔。

護衛に囲まれた荒瀬の重鎮たちだ。

この空間に危険がないと察知すると、護衛たちは道を開く。

その中心に、荒瀬の組長が立っていた。

口を開かず、視覚で情報を集めている。彼はいたって冷静だった。

しかし、次第に彼の目は、志勇の腕の中でぐったりと眠る妻に向けられ、ゆっくりと大きく目を見開いた。



「紘香!?」