続・闇色のシンデレラ

「なんだ、紫音(しおん)


紺色のスーツを着た黒髪の男。

シオン、と呼ばれた彼は、ひと目で琴音さんの兄だと分かった。

特に目鼻立ちが似ている。

ここまで似ていてると、すぐに兄妹だと分かる。



「なんだじゃねえ!お前、会議中にオヤジと喧嘩始めるは、俺の話も聞かないで飛び出すは……」



顔は似ていても、性格は琴音さんとは違うらしい彼は、何やら怒っているようだった。



「まったく、姐さんがいなけりゃお前が危険な目に遭うところだったんだぞ」



そういってシオンさんは、志勇と一定の間合いを詰めると、後ろを振り返った。

するとドアから青白い顔の女性が顔をのぞかせる。

お母さんだった。