続・闇色のシンデレラ

どうやらわたしは強く引っぱたかれたらしい。

立ち上がろうとした所を平手打ちされたものだから、バランスを崩してしまった。

お腹を守りながら滑り込むようにして床に倒れる。

幸い、じゅうたんだからさほどの衝撃はないようだ。

しかし。



「いい気味。けどほら……ここからが楽しいんだから早く立ち上がりなよ!」



わたしを傷つけることが目的の女たち。



「あははは!楽しみはこれからよ。ねえ?」



2人はわたしを蹴って高笑いを繰り返す。

立てといいながら暴行を繰り返す彼女たち。その行動と言葉は矛盾しているが、それは興奮しているからなのだろうか。

立て続けに繰り出される暴力に、わたしは声も出せずうずくまった。





痛い、怖い、どうして?あの悪夢の日々が蘇る。

集団で暴行されるわたしを尻目に笑う美花と実莉。たくさんの冷たい目に晒されながらわたしを殴る光冴の──








「やめなさい!」





ふと、悪夢に飲まれ自分を見失いかけたその時。

凛とした声が響いた。