SIDE 壱華
志勇が話し合いの場に向かってから30分は過ぎたと思う。
「ふう……」
知らず知らずに出たため息。
30分足らずで彼に会いたいと思ってしまった。末期だとつくづく感じる。
「壱華ちゃん、大丈夫?座る?」
「ううん、平気です」
「あら、じゃあ志勇と離れて寂しくなってきたところかしら?
それにしても冬磨たち遅いから座って待っておきましょう」
「なんでわかっ……はい」
笑いかけてくれたお母さんは何もかもお見通し。
そうして自分の席に戻る寸前。
───バチン。
視界が暗く閉ざされ、わたしは立ち止まった。
「何だ!?」
「停電か?」
一帯が闇に包まれ、暗転した。
どうやら停電してしまったらしい。
志勇が話し合いの場に向かってから30分は過ぎたと思う。
「ふう……」
知らず知らずに出たため息。
30分足らずで彼に会いたいと思ってしまった。末期だとつくづく感じる。
「壱華ちゃん、大丈夫?座る?」
「ううん、平気です」
「あら、じゃあ志勇と離れて寂しくなってきたところかしら?
それにしても冬磨たち遅いから座って待っておきましょう」
「なんでわかっ……はい」
笑いかけてくれたお母さんは何もかもお見通し。
そうして自分の席に戻る寸前。
───バチン。
視界が暗く閉ざされ、わたしは立ち止まった。
「何だ!?」
「停電か?」
一帯が闇に包まれ、暗転した。
どうやら停電してしまったらしい。



