続・闇色のシンデレラ

「まあいっか、どうせ数時間もすれば……ねぇ?」

「あー、いけない顔してる、佳歩」

「だってそうでしょ?ああ、楽しみ」



その女に一瞬気を取られた。しかし流進と水尾の不審な言動に俺は目線を戻す。



「理叶」

「ああ、少し気になるな。見張っておこう」



理叶もその言葉をよく思っていなかったのだろう。

声を低くして横目で女達を見る。



「杞憂ならいいが……」

「ああ……」



理叶が零した不安。

わいわいと人の声でごった返すこの部屋は異様に明るくて居心地が悪かった。

そして俺は、もっと厳重に警戒しておくべきだったと、再び後悔することになるのだった。