「涼、ありがとう」
「いいえ、高飛車なお嬢さまに好き勝手やってもらわれると困るでしょ?
あたしが凄めば1発だしね」
「ははっ、さすが最恐お嬢番付No.1」
「は?何それ」
「いや、なんでもないっす」
颯馬が涼に笑いかけ冗談をかます。
すると笑顔で無言の圧力をかける彼女に颯馬はタジタジ。
さすがは荒瀬組幹部の組のお嬢。いろんな意味で格が違う。
「ふふ、颯馬ったらモテモテね」
「母さん……」
「涼ちゃんもしっかり捕まえておかないと大変ね」
「え、お母さん!」
息子を微笑ましく見るお母さん。
そしていつの間にか彼女の隣にいたのは、潮崎組の姐さんで産婦人科の先生である──涼のお母さん。
「そうね、涼ちゃんがお嫁に来てくれたら嬉しいかな」
「あたしも涼が颯馬とくっつけばいいと思ってる。そしたら気兼ねなく紘ちゃんに会いに行けるもんね~」
「確かに、春ちゃんとお茶できる時間が増えるわ~」
仲のいいお母さんと春海先生は手を取り合ってきゃっきゃっと笑う。
そんなお母様方に颯馬と涼は微妙な顔。
「俺、一応仕事中なんだけど……気が抜けるからやめてほしい」
「ごめん、能天気な母親で」
「いいえ、高飛車なお嬢さまに好き勝手やってもらわれると困るでしょ?
あたしが凄めば1発だしね」
「ははっ、さすが最恐お嬢番付No.1」
「は?何それ」
「いや、なんでもないっす」
颯馬が涼に笑いかけ冗談をかます。
すると笑顔で無言の圧力をかける彼女に颯馬はタジタジ。
さすがは荒瀬組幹部の組のお嬢。いろんな意味で格が違う。
「ふふ、颯馬ったらモテモテね」
「母さん……」
「涼ちゃんもしっかり捕まえておかないと大変ね」
「え、お母さん!」
息子を微笑ましく見るお母さん。
そしていつの間にか彼女の隣にいたのは、潮崎組の姐さんで産婦人科の先生である──涼のお母さん。
「そうね、涼ちゃんがお嫁に来てくれたら嬉しいかな」
「あたしも涼が颯馬とくっつけばいいと思ってる。そしたら気兼ねなく紘ちゃんに会いに行けるもんね~」
「確かに、春ちゃんとお茶できる時間が増えるわ~」
仲のいいお母さんと春海先生は手を取り合ってきゃっきゃっと笑う。
そんなお母様方に颯馬と涼は微妙な顔。
「俺、一応仕事中なんだけど……気が抜けるからやめてほしい」
「ごめん、能天気な母親で」



