「あのね、凛が助けてくれたの」
なんて思いつつ、昼間の出来事を説明しようと志勇に目配せする。
「こいつが?」
「いえ、助けただなんておこがましい。俺は……」
首を傾げる志勇に、凛太郎は座ったまま否定する。
「俺は……?」
わたしは途切れた言葉の先を聞きたくて、正座する彼の前に座った。
続けて志勇が隣に座ると、凛はそっと口を開く。
「……仮にも母親なのに、壱華さんに対してあんな態度を取るあの女が許せなくて。
俺にとっての母親は……子どもがどんな状況であろうとも、味方になって守ってくれる存在だと思ってるから。
だから頭に来て、気がついたら飛び出してました」
ぽつりぽつりと、時折唇を噛むようにして言葉を発する凛。
きっと心の中で、『理想の母親』であった、今は亡き自分の母を思い浮かべているんだろう。
そう思うと、少し胸が苦しくなった。
なんて思いつつ、昼間の出来事を説明しようと志勇に目配せする。
「こいつが?」
「いえ、助けただなんておこがましい。俺は……」
首を傾げる志勇に、凛太郎は座ったまま否定する。
「俺は……?」
わたしは途切れた言葉の先を聞きたくて、正座する彼の前に座った。
続けて志勇が隣に座ると、凛はそっと口を開く。
「……仮にも母親なのに、壱華さんに対してあんな態度を取るあの女が許せなくて。
俺にとっての母親は……子どもがどんな状況であろうとも、味方になって守ってくれる存在だと思ってるから。
だから頭に来て、気がついたら飛び出してました」
ぽつりぽつりと、時折唇を噛むようにして言葉を発する凛。
きっと心の中で、『理想の母親』であった、今は亡き自分の母を思い浮かべているんだろう。
そう思うと、少し胸が苦しくなった。



