続・闇色のシンデレラ

「壱華……」



女は、私の名前を噛み締めるかのように口の中で呟く。

その瞬間、虚ろな目に確かな憎しみと狂気が宿った。




「あんた、壱華ね?」



ふらり、女は一歩足を踏み出す。



「どこで何をしていたのかと思えば……」



ゆらり、憎悪をその邪悪な瞳に映して。

そして彼女は、目を血走らせ息を吸い込んだ。



「恥を知れ!この裏切り者ぉ!」






繁華街に響く怒りの声。

それは乗り越えたはずの過去へと、あの耐え難い暗闇へと一気に突き落とした。