続・闇色のシンデレラ

「あ、降ってるねー。傘がいるかな」



しばらく歩くと、繁華街のアーケードから抜けた。

この先で車を待機させている。そこまでは歩きだ。



「壱華さん、傘お持ちします」

「凛!お前は両手塞がってるからいい。チビだし」

「チビは余計です!」



傘を開こうとすると、どちらかが傘を持つかで言い争う力さんと凛。

どっちが子供なんだかと微笑ましく見つめる。

するとふと、視界の隅に気になるものを捉えた。











ずぶ濡れになった1人の女。


アーケードの入口の手前で、傘も持たず佇む、ぼろ布のような女の姿を目に留めた。