こんなにも雅さんのことを好きだなんて思わなかったから正直言って私はめっちゃ驚いてる。
だって最初はツンとしていた私がいつの間にか、雅さんにだけはすごい心開いてる気がするんだもん。
それに、雅さんにはちゃんと目を見て話せるようになったんだ。

「テストお疲れ様です。どうでしたか?」

「もう疲れた………。葉玖村ちゃん、何とかして」

そう言って私の肩に顔を乗せる雅さんに私は顔が真っ赤。
赤面状態になる。
雅さんの息がかかってくすぐっい。
私はなんとか頑張って耐えていた。
そして。

「雅さん、お疲れ様です。頑張ったご褒美に私が手作りでなにかをプレゼントしましょうか?あ、でも私の料理じゃ不満かもしれませんが………」