「私、夢があるの…」
「どんな夢?」
「……オーボエ奏者。」
瞬の頭の中は、真っ白。
「オーボエって何?」
「リコーダーの、もっと大きいヤツ!」
「あ、あれね……」
そうは答えても、まだ形すら見えてこない。
「いいよ、無理しなくて。みんな分かんないし。」
梨々香は、また小さくため息をつくと、遠くの天井を見た。
「専門に教えてくれる大学が、日本には一つしかないの。」
「あ、だから。」
「だけど親は、そんなの勉強したって、食べていけないから、やめろっていうの。」
梨々香の目には、ジワッと涙が浮かんだ。
その時、瞬の携帯に、至からの連絡が入った。
『悪い、今から行く。』
「悪い、今は来るな。」
『は?』
そこで、瞬は携帯を切った。
その上、肝心の梨々香は泣き始めた。
「ひ、ひどいと思わない?」
「うんうん、ひどい。」
「どんな夢?」
「……オーボエ奏者。」
瞬の頭の中は、真っ白。
「オーボエって何?」
「リコーダーの、もっと大きいヤツ!」
「あ、あれね……」
そうは答えても、まだ形すら見えてこない。
「いいよ、無理しなくて。みんな分かんないし。」
梨々香は、また小さくため息をつくと、遠くの天井を見た。
「専門に教えてくれる大学が、日本には一つしかないの。」
「あ、だから。」
「だけど親は、そんなの勉強したって、食べていけないから、やめろっていうの。」
梨々香の目には、ジワッと涙が浮かんだ。
その時、瞬の携帯に、至からの連絡が入った。
『悪い、今から行く。』
「悪い、今は来るな。」
『は?』
そこで、瞬は携帯を切った。
その上、肝心の梨々香は泣き始めた。
「ひ、ひどいと思わない?」
「うんうん、ひどい。」



